第136回歴史地理研究部会(開催日:2014年10月25日)

日  時:2014年10月25日(土)13:30~16:30

会  場:やまと会議室 5階中会議室

近鉄「奈良」駅徒歩3分

http://www.yamatobill.jp/index.html

テ ー マ:近世都市と祭礼の歴史地理

趣  旨:近世日本の都市に関する歴史地理学では,近年,①土地利用・管理の再検討と,②祭礼と都市空間との関わりが,重要なテーマとなっている。そこで今回の本部会では,②を焦点として2名の中堅研究者に報告とコメントをお願いした。渡辺報告は,副題に挙げられた両城下町に関して,中近世移行期から近世末期までの祭礼内容とその担い手の変化を,通時的に解明するものである。両城下町においては,祭礼内容とその担い手の変化期がいずれも2回あり,それぞれ領主と町人の動向が関わっていた。まず17世紀半ばには,幕藩の意向を具現化する形で,城下町町人の参加による仮装行列という祭礼内容の変化が見られた。次に,上野では18世紀末期以降に,烏山では17世紀後期より,主たる祭礼内容が「祭車」となっていったが,その時期は両城下町における町人の意思や,祭礼への町外者の参加の度合いに応じて異なっていた。

研究発表:近世城下町における祭礼の変化に関する歴史地理学的研究

―伊賀国上野および下野国烏山を事例として― ・・・・・・・・・・・・・・・・・・渡辺康代(帝塚山大学)

コメント:本多健一(立命館大学・非)

連 絡 先:米家泰作(京都大学)komeie.taisaku.8s[at]kyoto-u.ac.jp

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