第149回地理思想研究部会(開催日:2024年6月16日)

地理思想研究部会では、今回の研究部会を対面・オンライン併用のハイフレックス形式で開催いたします。オンライン参加には事前申込みが必要です。

 

日 時:

2024年6月16日(日) 14:00~17:00(終了時刻は予定)

会 場:

関西学院大学大阪梅田キャンパス K.G.ハブスクエア 1003号室
(〒530-0013 大阪市北区茶屋町19-19 アプローズタワー 10F)

※会場へのアクセス方法はこちらをご参照ください。

研究発表:

「東京都区部における建物疎開と戦後の闇市・マーケットの形成過程」
 …石榑 督和 (関西学院大学建築学部)

(参考文献:石榑督和・佐藤洋一(2022)「東京都の「建物疎開地区図」と 「帝都疎開事業一般図」について」、日本建築学会技術報告集28巻70号、1557-1562頁、https://www.jstage.jst.go.jp/article/aijt/28/70/28_1557/_pdf。石榑督和・木村真慧・伊藤裕久(2022)「戦後復興期の新橋駅東口駅前に建設されたマーケット「新生商店街(狸小路)」の空間構成と営業者変遷」、日本建築学会計画系論文集87巻795号、936-946頁、https://doi.org/10.3130/aija.87.936

コメント:網島 聖(佛教大学)

司  会:濱田 琢司(関西学院大学)

趣 旨:

 2000年頃より大都市圏における再開発事業が様々に展開され、大規模ターミナル駅周辺を中心にその相貌を大きく変えようとしている。こうした時代において、過去において都市空間を大きく変容させた事業を振り返ることは重要である。今回の部会では『戦後東京と闇市─新宿・池袋・渋谷の形成過程と都市組織』(鹿島出版会、2016)の著者である石榑督和氏(建築史・都市史)をお迎えし、戦中期に279もの都市で実施された建物疎開事業を対象に、近年発見された東京都区部の建物疎開の図面史料をもとに建物疎開の実態をとらえた上で、戦後のマーケットの形成過程との相関関係を見ていくことを通して、戦中から戦後の東京の形成過程について紹介してもらい、都市における空間改造事業の意味についての議論を深めたい。

開催方法:

オンラインで参加する方は、下記より参加申し込みをお願いいたします(締め切り:2024年6月13日[木])。申し込みいただいた方には、前日までにZoomミーティングルームの参加用URLなどを送信いたします。

お問い合わせ:

連絡先:濱田琢司(関西学院大学)
E-mail:hamadat(at)kwansei.ac.jp
 ※お手数ですが(at)は@に置き換えてください。


地理思想研究部会のホームページ(http://chirishiso.wiki.fc2.com/

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