学会賞

第23回(2023年)

学術図書部門
竹中克行『地中海都市―人と都市のコミュニケーション』東京大学出版会,2021年
学術図書部門奨励賞
加藤晴美『遊廓と地域社会―貸座敷・娼妓・遊客の視点から 増補版』清文堂,2022年
一般図書部門
土屋純『地理学で読み解く流通と消費―コンビニはなぜ集中出店するのか』ベレ出版,2022年
論文部門
該当なし

表彰式の様子(2023年11月25日)

第22回(2022年)

学術図書部門
西野寿章『日本地域電化史論─住民が電気を灯した歴史に学ぶ─』日本経済評論社,2020年
学術図書部門奨励賞
松宮邑子『都市に暮らすモンゴル人─ウランバートル・ゲル地区にみる住まい空間─』明石書店,2021年
一般図書部門
矢野桂司『GIS地理情報システム(やさしく知りたい先端科学シリーズ8)』創元社,2021年
論文部門
中澤高志「アーカイブ資料が描き出す内職行政と内職者―1980年頃の神奈川県の事例―」『人文地理』第73巻4号,2021年

表彰式の様子(2022年11月19日)

第21回(2021年)

学術図書部門
田和正孝『石干見の文化誌―遺産化する伝統漁法─』昭和堂,2019年
学術図書部門奨励賞
市川康夫『多機能化する農村のジレンマ―ポスト生産主義後にみるフランス山村変容の地理学―』勁草書房,2020年
一般図書部門
上杉和央『歴史は景観から読み解ける―はじめての歴史地理学―』ベレ出版,2020年
論文部門
松宮邑子「ウランバートル・ゲル地区における居住者の就労と生活戦略」『人文地理』第72巻2号,2020年

表彰式の様子(2021年11月20日)

第20回(2020年)

学術図書部門
熊谷圭知『パプアニューギニアの「場所」の物語―動態地誌とフィールドワーク―』九州大学出版会,2019年
学術図書部門奨励賞
網島聖『同業者町の研究―同業者の離合集散と互助・統制―』清文堂出版,2018年
一般図書部門
関戸明子『草津温泉の社会史』青弓社,2018年
論文部門
佐藤香寿実「「スケールのパフォーマティヴィティ」とストラスブールの大モスク建設―アクターの言説実践に着目して―」『人文地理』第71巻第4号,2019年

※例年は授賞式の様子を写真にて掲載していますが,オンラインでの授与だったため,この年度は写真の掲載はありません。

第19回(2019年)

学術図書部門
湯澤規子『胃袋の近代―食と人びとの日常史―』名古屋大学出版会,2018年
学術図書部門奨励賞
阿部美香『歌川広重の声を聴く―風景への眼差しと願い―』京都大学学術出版会,2018年
一般図書部門
若林芳樹『地図の進化論‐地理空間情報と人間の未来』創元社,2018年
論文部門
立見淳哉「パリのファッション産業における価値づけの装置」『人文地理』第70巻第1号,2018年

表彰式の様子(2019年11月16日)

第18回(2018年)

学術図書部門
久木元美琴『保育・子育て支援の地理学―福祉サービス需給の「地域差」に着目して』明石書店,2016年
学術図書部門奨励賞
宮内洋平『ネオアパルトヘイト都市の空間統治―南アフリカの民間都市再開発と移民社会―』明石書店,2016年
一般図書部門
林 上『名古屋圏の都市地理学』風媒社,2016年
論文部門
谷本 涼「都市郊外における病床へのアクセシビリティの将来推計―大阪都市圏北部の事例―」『人文地理』第69巻第4号,2017年

表彰式の様子(2018年11月24日)

第17回(2017年)

学術図書部門
柴田陽一『帝国日本と地政学―アジア・太平洋戦争期における地理学者の思想と実践―』清文堂,2016年
学術図書部門奨励賞
伊藤千尋『都市と農村を架ける―ザンビア農村社会の変容と人びとの流動性―』新泉社,2015年
一般図書部門
山下清海『新・中華街 世界各地で〈華人社会〉は変貌する』講談社,2016年
論文部門
三浦尚子「精神障害者の地域ケアにおける通過型グループホームの役割―「ケア空間」の形成に注目して―」『人文地理』第68巻1号,2016年

表彰式の様子(2017年11月18日)

第16回(2016年)

学術図書部門
大山修一『西アフリカ・サヘルの砂漠化に挑む―ごみ活用による緑化と飢餓克服,紛争予防―』昭和堂,2015年
学術図書部門奨励賞
林 紀代美『魚食と日本人―水産と人・生活・地域のかかわり―』古今書院,2015年
一般図書部門
森川 洋『「平成の大合併」研究』古今書院,2015年
論文部門
崎田誠志郎「広域漁協下における漁場管理の構造と変容―和歌山東漁協を事例として―」『人文地理』第67巻4号,2015年

表彰式の様子(2016年11月12日)

第15回(2015年)

学術図書部門
中澤高志『労働の経済地理学』日本経済評論社,2014年
学術図書部門奨励賞
大呂興平『日本の肉用牛繁殖経営―国土周辺部における成長メカニズム―』農林統計協会,2014年
一般図書部門
山川充夫『原災地復興の経済地理学』桜井書店,2013年
論文部門
杉江あい「バングラデシュ農村におけるヒンドゥー社会の変容―タンガイル県B村を事例として―」『人文地理』第66巻4号,2014年

表彰式の様子(2015年11月14日)

第14回(2014年)

学術図書部門
川村博忠『江戸幕府撰日本総図の研究』古今書院,2013年
後藤拓也『アグリビジネスの地理学』古今書院,2013年
一般図書部門
小野有五『たたかう地理学』古今書院,2013年
論文部門
島本多敬「近世刊行大坂図の展開と小型図の位置づけ」『人文地理』第65巻第5号,2013年

第13回(2013年)

学術図書部門
平岡昭利『アホウドリと「帝国」日本の拡大―南洋の島々への進出から侵略へ―』明石書店,2012年
一般図書部門
村田陽平『受動喫煙の環境学―健康とタバコ社会のゆくえ―』世界思想社,2012年
論文部門
網島 聖「近代における同業者町の存続とその意義―明治・大正期の大阪道修町と医薬品産業を事例として―」『人文地理』第64巻第2号,2012年
梶田 真「1980年代以降のイギリス医学・健康地理学における政策志向的研究の展開」『人文地理』第64巻第2号,2012年
※選考委員会の答申は『人文地理』65巻6号に掲載されています。

第12回(2012年)

学術図書部門
伊東 理『イギリスの小売商業 政策・開発・都市―地理学からのアプローチ―』関西大学出版部,2011年
一般図書部門
小林 茂『外邦図―帝国日本のアジア地図―』中央公論新社,2011年
論文部門
山口哲由「中国雲南省のチベット族村落における移動牧畜の現代的意義―その乳生産量からの検討―」『人文地理』第63巻第1号,2011年
服部亜由未「大正・昭和初期の鰊漁業の衰退にともなう漁家経営の変容―北海道高島郡南家を事例に―」『人文地理』第63巻第4号,2011年
※選考委員会の答申は『人文地理』64巻6号に掲載されています。

第11回(2011年)

学術図書部門
山村亜希『中世都市の空間構造』吉川弘文館,2009年
野間晴雄『低地の歴史生態システム-日本の比較稲作社会論-』関西大学出版部,2009年
一般図書部門
森 正人『昭和旅行誌-雑誌「旅」を読む-』中央公論新社,2010年
論文部門
今里悟之「圃場整備を通じた筆名の命名原理変化―滋賀県野洲市の三集落を事例として―」『人文地理』第62巻第3号,2010年
山近久美子「平城京における胞衣埋納場所の選地」『人文地理』第62巻第3号,2010年
※選考委員会の答申は『人文地理』63巻6号に掲載されています。

第10回(2010年)

学術図書部門
木下 良『事典 日本古代の道と駅』吉川弘文館, 2009年
一般図書部門
三木理史『局地鉄道』塙書房, 2009年
論文部門
野尻 亘「分布・境界と進化―アルフレッド・ラッセル・ウォレスの生物地理学方法論―」『人文地理』第61巻第4号, 2009年
※選考委員会の答申は『人文地理』62巻6号に掲載されています。

第9回(2009年)

学術図書部門
鳴海邦匡『近世日本の地図と測量―村と「廻り検地」―』九州大学出版会, 2007年
一般図書部門
川端基夫『立地ウォーズ―企業・地域の成長戦略と「場所のチカラ」―』新評論, 2008年
論文部門
木村オリエ「都市郊外における自治体のアウトソーシングと主婦の起業―多摩ニュータウン南大沢地区S社を事例にして―」『人文地理』第60巻第4号, 2008年
※選考委員会の答申は『人文地理』61巻6号に掲載されています。

第8回(2008年)

A部門(学術著作部門)
祖田亮次『Peoples on the Move』Kyoto Univ. Press & Trans Pacific Press,2007年
B部門(一般著作部門)
野中健一『虫食む人々の暮らし』日本放送出版協会,2007年
C部門(『人文地理』掲載論文部門)
島津俊之「明治・大正期における「熊野百景」と風景の生産―新宮・久保写真館の実践―」『人文地理』第59巻第1号,2007年
※選考委員会の答申は『人文地理』60巻6号に掲載されています。

第7回(2007年)

A部門(学術著作部門)
今里悟之『農山漁村の〈空間分類〉 ─景観の秩序を読む─』京都大学学術出版会,2006年
B部門(一般著作部門)
村山朝子『『ニルス』に学ぶ地理教育 ─環境社会スウェーデンの原点─』ナカニシヤ出版,2005年
C部門(『人文地理』掲載論文部門)
澤 宗則・南埜 猛「グローバル化にともなうインド農村の変容 ─バンガロール近郊農村の脱領域化と再領域化─」『人文地理』第58巻2号,2006年
※選考委員会の答申は『人文地理』59巻6号に掲載されています。

第6回(2006年)

A部門(学術著作部門)
森川 洋『人文地理学の発展 ─英語圏とドイツ語圏との比較研究─』古今書院,2004年
B部門(一般著作部門)
加藤政洋『花街 ─異空間の都市史─』朝日新聞社,2005年
C部門(『人文地理』掲載論文部門)
荒井良雄「情報化社会とサイバースペースの地理学 ─研究動向と可能性─」『人文地理』第57巻1号,2005年
村中亮夫・寺脇 拓「表明選好尺度に基づいた里山管理の社会経済評価 ─兵庫県中町奥中「観音の森」周辺住民の支払意思額と労働意思量に着目して─」『人文地理』第57巻2号,2005年
(寺脇拓氏は非会員)
※選考委員会の答申は『人文地理』58巻6号に掲載されています。

第5回(2005年)

学会賞
高橋誠一『琉球の都市と村落』関西大学出版会,2003
論文賞
筒井由起乃「ドイモイ期のベトナム紅河デルタ農村における経済活動と社会的ネットワーク ─ハイズオン省タインミエン県を事例として─」『人文地理』56巻2号,2004
※選考委員会の答申は2005年大会の協議員会・総会資料,8-9頁を参照してください。

第4回(2004年)

学会賞
小林 茂『農耕・景観・災害 ─琉球列島の環境史─』第一書房,2003
論文賞
山元貴継「日本統治時代における朝鮮半島・木浦周辺の空間的変容 ─地籍資料の分析を中心に─」『人文地理』55巻4号,2003
※選考委員会の答申は『人文地理』56巻6号に掲載されています。

第3回(2003年)

学会賞
溝口常俊『日本近世・近代の畑作地域史研究』名古屋大学出版会,2002
論文賞
山村亜希「中世前期都市の空間構造と都市像 ─13世紀豊後国府を中心として─」『人文地理』54巻6号,2002
※選考委員会の答申は『人文地理』55巻5号に掲載されています。

第2回(2002年)

学会賞
箸本健二『日本の流通システムと情報化 ─流通空間の構造変容─』古今書院,2001
論文賞
横山 智「農外活動の導入に伴うラオス山村の生業構造変化 ─ウドムサイ県ポンサワン村を事例として─」『人文地理』53巻4号,2001
山崎孝史「英語圏政治地理学の争点」『人文地理』53巻6号,2001
※選考委員会の答申は『人文地理』54巻5号に掲載されています。

第1回(2001年)

学会賞
久武哲也『文化地理学の系譜』地人書房,2000
論文賞
金 ■哲(KIM DOO-CHUL)「過疎地域における従属的地域構造の形成過程と内生的住民組織の変容 ─長野県下伊那郡浪合村を事例に─」『人文地理』52巻1号,2000[■は木偏に斗]
※選考委員会の答申は『人文地理』53巻5号に掲載されています。

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