地理思想部会では,今回の研究部会を対面・オンライン併用のハイフレックス形式で開催いたします。オンライン参加には事前申込みが必要です。
[共催:科研費基盤C「国民国家を超えた非正規移民の人権保護に関する地理学的研究―日欧の事例にみる可能性」]
日 時:
2024年3月24日(日) 14:00~17:00(終了時刻は予定)
会 場:
明治大学駿河台キャンパス アカデミーコモン308G
(〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1)
※会場へのアクセス方法はこちらをご参照ください。
研究発表:
「多元的社会における宗教的マイノリティの場所生成:ストラスブールにおけるライシテとムスリム」…佐藤 香寿実(芝浦工業大学)
(参考文献:佐藤香寿実「承認のライシテとムスリムの場所づくり―「辺境の街」ストラスブールの実践」(人文書院、2023))
コメント:中野 裕二(駒澤大学)
司 会:二村 太郎(同志社大学)
趣 旨:
フランスでは共和主義と政教分離の原則である「ライシテ」が広く知られているが、多くの移民が移り住むローカルな場では様々な矛盾に直面している。佐藤氏は新著『承認のライシテとムスリムの場所づくり―「辺境の街」ストラスブールの実践』人文書院、2023年)において、ドイツとフランスの国境に位置するストラスブールでの調査を通して、現地で展開する住民間の対立や葛藤、不平等だけでなく、新たな諸関係構築の様相を丹念に紐解いており、2023年には渋沢・クローデル賞奨励賞を受賞した。今回は佐藤氏に本書の視座や主張を発表していただいたうえで、フランス政治研究がご専門の中野裕二先生をお招きして本書の課題や展望を論じていただきながら、フランスの都市社会や政治をめぐる地理学研究の現状や課題について議論を深めることとする。
開催方法:
オンラインで参加する方は,下記より参加申し込みをお願いいたします(締め切り:2024年3月21日)。申し込みいただいた方へ,前日までにZoomの参加用URLなどを送信いたします。
お問い合わせ:
連絡先:二村太郎(同志社大学)
E-mail:tfutamur(at)mail.doshisha.ac.jp
※お手数ですが(at)は@に置き換えてください。
地理思想研究部会のホームページ(http://chirishiso.wiki.fc2.com/)