2022年人文地理学会大会プログラム

今年の大会は対面開催を予定しておりますが,COVID-19(新型コロナ感染症)の影響により,直前に開催方法を変更する可能性があります。大会に参加される方は,大会一週間前(11/12)までに人文地理学会メーリングリストに必ず登録してください(学会ウェブサイトのトップページ左下にある「メーリングリストに関するご案内」https://hgsj.org/news/hgsj-ml/ より登録可能です)。この手続きを経た方に対し,オンライン開催に変更となった場合における『2022年人文地理学会大会研究発表要旨』の閲覧方法,オンラインでの質疑の方法,発表者の方々には発表に関する様々な情報など,大会実施に関わる諸情報を発信します。なお,既報の通り2022年大会の参加費は(一般研究発表者だけでなく)すべての大会参加者に事前の郵便振り込みによりお支払いいただきます。

*座長一覧については,下記リンクのPDF版をご参照ください。

2022年大会_座長一覧(PDF)
 

特別研究発表 11月19日(土)13:00~16:00

第一会場(1号館 4階 1-420)(13:00~14:25,14:35~16:00)

SP11 明治期から第二次世界大戦期の中等教育における地理教育制度
近藤裕幸(愛知教育大学)

SP12 日本の禹王遺跡―治水神・禹王信仰と禹王文化―
植村善博(佛教大学・名誉教授)

第二会場(1号館 5階 1-517)(13:00~14:25,14:35~16:00)

SP21 内職するカナガワ―家内労働の地誌学に向けて―
中澤高志(明治大学)

SP22 食空間の比較歴史地理学―産業革命期の日米女性労働者に着目して―
湯澤規子(法政大学)

一般研究発表

*は報告者

口頭発表 11月20日(日)

第一会場(1号館 4階 1-404)( 9:30~14:45)

101(9:30~ 9:55)戦国時代末期における東海道の形成―徳川家康の所領に着目して―
村上晴澄(京都大学・院)

102(9:55~10:20)「従高野山奥院慈尊院迄路径之図」を読み解く
小野田一幸(神戸市立博物館)・永山未沙希*(神戸市立博物館)

103(10:20~10:45)織田信長と日本武尊伝説―戦国動乱期における信長と武尊再来としての蒲生氏郷をめぐる人文地理学的考察―
川西孝男

104(10:45~11:10)『長宗我部地検帳』にみる高知平野の職人居所分布
吉田彬人(京都大学・院)

105(11:10~11:35)交易圏からみた近世武蔵国飯能六斎市の存立基盤
渡邉英明(関西大学・非)

106(11:35~12:00)19世紀前半の奥会津地方における死亡危機
川口 洋(帝塚山大学)

《昼休み 12:00~13:30》

107(13:30~13:55)享保日本図と建部賢弘―遠望術(目当山測量)の採用―
川村博忠(東亜大学・名誉教授)

108(13:55~14:20)日露戦争における日本軍の野戦用地図の準備過程
小林 茂(大阪大学・名誉教授)

109(14:20~14:45)旧版地形図の履歴からたどる戦前地図作成史―神戸大学文学部所蔵地図資料に基づく―
井口琢人*(神戸大学・院),菊地 真(神戸大学)

第二会場(1号館 4階 1-406)( 9:30~14:45)

201(9:30~9:55)「和歌山市街地籍図」の作成年代についての検討―和歌山城周辺域の地籍図を対象にして―
杉山純平(和歌山市役所)

202(9:55~10:20)地籍図の分類の史料学的整理―明治期から現在の地図機能の変化―
古関大樹(京都女子大学・非)

203(10:20~10:45)20世紀前半期の日本海沿岸都市における対岸地域認識の形成―『対岸時報』(1920-1927)に注目して―
山根 拓(富山大学)

204(10:45~11:10)岩国平野,錦川下流域における遺跡立地と地形環境変遷
渡部賢人*(岡山理科大学・院)・宮本真二(岡山理科大学)・岩﨑麻衣子(岩国市役所)・藤田慎一(岩国市役所)

205(11:10~11:35)ドローンレーザー測量を利用した旧集落復原の一考察
松井幸一(関西大学)

206(11:35~12:00)木村蒹葭堂における地理的知識の形成と活用
柴田将吾(京都大学・院)

《昼休み 12:00~13:30》

207(13:30~13:55)1995年から現在における水道用水の水源別構成とその変化
河村 光(名古屋大学・院)

208(13:55~14:20)南海トラフ地震津波被害想定地域における東日本大震災後の人口移動―和歌山県美浜町における予察的考察―
荒木一視*(立命館大学)・岡田ひかり(立命館大学・院)

209(14:20~14:45)海産資源をめぐるアマの漁撈採集空間の利用 ―三重県志摩半島甲賀の事例―
金丸雄一(総合研究大学院大学・院)

第三会場(1号館 4階 1-408)( 9:30~14:45)

◆◆公募セッション(9:30~11:10)「国際比較アンケート調査に基づくグローバル都市の居住と就業の空間構造」(趣旨説明,討論等を含む)

S311 グローバル都市における住宅価格の高騰と住宅アフォーダビリティ
上杉昌也(福岡工業大学)

S312 グローバル都市におけるCovid-19後の居住選択に関する一考察―東京・大阪・ニューヨーク・ロンドンの事例―
上村要司(株式会社Geo Laboratory)

S313 現代のグローバル都市における就業者の居住分化に関する一考察―東京・大阪・ニューヨーク・ロンドンの事例―
桐村 喬(皇學館大学)

S314 グローバル都市における住民の所得格差とネオリベラル化―東京・大阪・ニューヨーク・ロンドンの事例―
豊田哲也(徳島大学)

◆◆

301(11:10~11:35)大店法下における地域ルールと出店調整活動の実際―神奈川県相模原市の事例から―
箸本健二(早稲田大学)

302(11:35~12:00)1980年代までに発展した郊外専門店業種に関する考察―男女間モビリティの差異を考慮して―
犬塚智史(シンガポール国立大学・院)

《昼休み 12:00~13:30》

303(13:30~13:55)空間ビッグデータを用いた都市内人口分布の時空間的把握―「コロナ禍」の京都市を事例に―
花岡和聖*(立命館大学)・矢野桂司(立命館大学)

304(13:55~14:20)日本における国内移動経歴と移動者の特徴
小坪将輝*(東北大・院)・中谷友樹(東北大)・田淵貴大(大阪国際がんセンター)

305(14:20~14:45)奄美群島からの集団就職
山口 覚(関西学院大学)

第四会場(1号館 4階 1-410)( 9:30~14:45)

◆◆公募セッション(9:30~11:10)「南洋地理学の系譜と現代地誌への課題」(趣旨説明,討論等を含む)

S411 戦時期の地政学・地理学と南洋
高木彰彦(九州大学・名誉教授)

S412 台湾と南洋―南進基地としての台湾―
葉 倩瑋(茨城大学)

S413 第二次世界大戦期における日本人地理学者の「イスラーム世界」論―『世界地理政治体系』を中心に―
杉江あい(京都大学)

S414 パラオは日本を愛した植民地か?―日本統治時代を生きた3人のパラオ人女性の語りから―
熊谷圭知(お茶の水女子大学・名誉教授)

◆◆

401(11:10~11:35)生産拡大のための土地を望む企業に抗する市民運動―オーストリアの豊かな農村的地域における現実の一側面―
山本健兒(九州大学)

402(11:35~12:00)ナイジェリアにおける地域的平等について考える―2023年大統領選挙に向けた各党の予備選挙にみる―
島田周平(名古屋外国語大学)

《昼休み 12:00~13:30》

403(13:30~13:55)韓国におけるプロ野球・サッカーチームの立地条件
松田隆典(滋賀大学)

404(13:55~14:20)イギリスの教員養成課程で開発され国際的に普及した「ミステリー(Mystery)」は汎用的教授手法か?―地理・社会科教育における思考力育成と教材内容開発―
志村 喬(上越教育大学)

405(14:20~14:45)農山村地域の学校統廃合に伴う地域学習体系の再構築とそのマネジメント―京都府南丹市美山町の小・中学校における「美山学」の事例から―
河本大地*(奈良教育大学)・柴田将吾(京都大学・院)・菊川翔太(京都大学・院)・小林夕莉(京都大学・学)・森下航平(京都大学・学)・高原佳穂(京都大学・学)

第五会場(1号館 4階 1-415)( 9:30~14:45)

501(9:30~ 9:55)経験されるジェントリフィケーション―東京における大規模再開発事業に着目して―
松尾卓磨(立命館大学)

502(9:55~10:20)「アドレスホッパー」の場所感覚―定額住み放題サービス利用者の日記を事例に―
住吉康大(東京大学・院)

503(10:20~10:45)東京都世田谷区駒沢大学駅周辺の言語景観―特に地名に着目して―
小田匡保(駒澤大学)

504(10:45~11:10)日本版ウォーカビリティ指標の整備と応用に向けた予察的検討
谷本 涼*(学振PD・東北大学)・埴淵知哉(東北大学)・中谷友樹(東北大学)

505(11:10~11:35)広島市の路面電車における停留場からAEDまでの距離
吉村優志*(宇都宮ライトレール(株))・吉村友美(東日本旅客鉄道(株))

506(11:35~12:00)街の価値を高めるアートの力―生活者評価を通じてみる,文化資本評価と居住推奨意向の関係―
森 泰規(株式会社博報堂)

《昼休み 12:00~13:30》

507(13:30~13:55)まち歩き向け案内板における地理的情報の特徴―横浜市中区関内地区を事例として―
山口太郎(神奈川大学)

508(13:55~14:20)熊本県人吉球磨地方における巡礼行事の観光資源化とその影響―担い手の高齢化と札所環境に注目して―
卯田卓矢(名桜大学)

509(14:20~14:45)リゾート開発に伴うツーリズムジェントリフィケーション―沖縄県宮古島市を事例として―
池田千恵子(大阪成蹊大学)

ポスター発表(1号館 4階 1-402)

*発表者の対応時間は当項末尾に記載
*11月19日(土)12:00~16:00(質疑応答時間帯 12:00~13:00)
*11月20日(日) 9:30~15:00(質疑応答時間帯 12:00~13:30)

P01 大正時代の漫画家が描いた「東海道五十三次」
佐藤弘隆(愛知大学)

P02 戦後沖縄における「スクラップ・ブーム」とその影響―人的被害のひろがりに着目して―
前田一馬*(立命館大学)・河角直美(立命館大学)・加藤政洋(立命館大学)・常本亮太(立命館大学・学)

P03 徳島県高等学校におけるGIS活用の実態を踏まえた防災教材の開発―洪水と共生する吉野川流域・舞中島を題材に―
西條真結乃*(徳島大学・学)・塚本章宏(徳島大学)・平井松午(徳島大学・名誉教授)

P04 平将門をめぐる地理的想像力―城址,文学,ヴァナキュラー―
谷津亮太郎(関西学院大学・院)

P05 田畑地続全図からみた佐治村漆畑の土地利用
中村秀司*(鳥取西高)・石橋優実(鳥取西高・高校生)・広富愛奈(鳥取西高・高校生)・山根京子(鳥取西高・高校生)

P06 1960年以降の和歌山県下の都市圏内における人口分布変動
山神達也(和歌山大学)

P07 都道府県食育推進計画にみられる「善き食」
岡田ひかり(立命館大学・院)

ポスター発表者 質疑・応答対応時間帯

   

P01

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P07

11月19日(土)

①    12:00~13:00

11月20日(日)

②    12:00~13:30

×

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研究部会(大会部会アワー)(15:00~16:30)

*開催教室は各研究部会の欄に記載。

第160回 歴史地理研究部会(1号館 4階 1-404)

テーマ:GISの進展と歴史学

江戸近郊における将軍家鷹場の空間構造―GISデータ構築を手がかりとして―
夏目宗幸(立命館大学)

コメンテーター:塚本章宏(徳島大学)

第142回 地理思想研究部会(1号館 4階 1-406)

話題提供
「政治」を地理学する―政治地理学の方法論を考える
山﨑孝史(大阪公立大学)

ファシリテーター:二村太郎(同志社大学)

(参考文献:山﨑編『「政治」を地理学する』ナカニシヤ出版,2022)

第68回 都市圏研究部会(1号館 4階 1-408)

テーマ:『田園回帰がひらく新しい都市農山村関係』をめぐる農村の現場と都市

田園回帰と都市農山村関係―移住・コミュニティ―・関係人口―
筒井一伸(鳥取大学)

新しい人の流れをつくる―コロナ禍での動向と課題―
嵩 和雄(國學院大學)

第52回 地理教育研究部会(1号館 4階 1-410)

テーマ:「国際理解」「国際協力」と地理教育

わが国における国際理解の教育の歴史―その関心地域と目標の変遷をたどる―
西岡尚也(大阪商業大学)

ワークショップ……参加の皆様で,地理教育における「国際理解」「国際協力」分野の教材や手法など,「小中高の現場で役立つ工夫」「各自の実践」「各自のネタ」を持ち寄って,グループ協議等,意見交換,交流できればと考えています。

ファシリテーター:西岡尚也(大阪商業大学)
コメンテーター及び司会:河本大地(奈良教育大学)

第3回 観光空間研究部会(1号館 4階 1-415)

社会問題化される観光―過剰,消失,そして復活をめぐって―
中井治郎(龍谷大学)

コメンテーター:遠藤英樹(立命館大学)
司会:神田孝治(立命館大学)

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