地理教育研究部会では以下の通り、延期されていました第49回研究部会を開催します。どなたでもご参加いただけます。
テーマ「持続可能な地域づくりを考える視点としての流域」
趣旨:「水」は私たちの日常生活に欠かすことができないものです。またSDG6(安全な水とトイレを世界中に)をはじめ、SDGsの多くの目標に直接的・間接的に関わり、持続可能な開発を考えることができる身近な題材の一つです。とりわけ水循環の単位である流域という視点から地域をみることで、流域内の地域間のつながりや課題、将来がみえてきます。第49回研究部会では、「流域」をテーマに地域学習のあり方を共に考える研究会を開催します。加古川流域を事例として、フィールドワークでは下流域の高砂を巡り、流域という視点から地域の今・昔を発見するものを企画しました。
なお第49回研究部会は、
①2021年3月20日(土)の研究会(Zoomを用いてオンライン開催)
②2021年3月30日(火)の巡検(兵庫県高砂市)
に分けて開催します。どちらか一方の参加でも可能です。
①研究会 テーマ「加古川流域と流域学習―新たな地域学習の提案―」
日時:2021年3月20日(土) 13:30~16:30
主な内容
・趣旨説明
・講演「ESDと地理的見方・考え方を視野に入れた流域学習の提案―加古川流域を事例として―」 南埜 猛(兵庫教育大学)
・実践報告「加古川流域を「地域」として捉えた産業学習の提案」 森 清成(明石市立鳥羽小学校)
・話題提供「地域学習と流域」 河本 大地(奈良教育大学)
・総合討論
・まとめ
②巡検 テーマ「近世港町高砂を巡る」
日時:2021年3月30日(火) 13:00~16:00(13:00 受け付け開始、13:30 巡検開始)
集合:山陽電鉄高砂駅改札(改札口は一つ、明石から20分、姫路から15分程度です。また特急停車駅です。特急は15分間隔程度)
巡検のポイント:研究会での、流域を想定した授業実践や講演と連動させ、加古川の河口に位置し、近世から港町として栄えてきた高砂を巡ります。高砂は、流域というシステムで考えたとき、流域内と外部システムとを結ぶポイント(結節点)です。そういう観点で、高砂を選びました。かつての港跡(堀川)・花井邸・工楽邸・高砂神社・高砂線跡などを訪ねます。終了は16:00を想定(少しのびるかもしれません)。
巡検案内者:兼松 泰照(兵庫県立高砂南高等学校)
参加料:無料
申し込み期限:3月15日(月) 研究会・巡検どちらも申し込みを必ずしてください。
申し込み方法:以下のURL(Google フォーム)からお申し込みください。
https://forms.gle/xBtMxwS3M265WFW66
連絡先:地理教育研究部会部会長 河本大地(奈良教育大学)
daichizu[at]gmail.com [at]は@に置き換えてください。