第156回 歴史地理研究部会(開催日:2019年8月31日)

日時:

2019年8月31日(土) 13:00~17:30

会場:

京都大学吉田キャンパス 吉田南構内 人間・環境学研究科棟 4階 433講義室  

京都市左京区吉田二本松町 (http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r_ys.html
上記サイト構内マップの「89」の建物。当日は,建物の南側の入口が開いています。
入口を入って左手のエレベーターで4階に上がると,正面の教室が会場です。

テーマ: 

卒業論文・修士論文の発表会

研究発表:

① 京都市における建物疎開跡地と地域社会・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・南 雄太(佛教大学・院)
②    道路(軒下地)からみた官民地境界の変化―滋賀県大津市を事例に―・・・・・・西村和洋(滋賀県土地家屋調査士会)
③    中近世港町の空間構造―越前国三国湊の景観変遷―・・・・・・・・・・・・・・三好志尚(京都大学・院)
コメント:①川口朋子(京都大学),②岡本訓明(大阪府立山田高校),③南出眞助(追手門学院大学)

司会:山村亜希(京都大学)

趣旨:

当部会では,例年,前年度に提出された歴史地理学分野の卒論・修論発表の場を設けている。今回は,近世から近代にかけての都市空間をめぐる多様なテーマの論文3本の発表となる。南雄太論文(佛教大卒論)は,京都市における建物疎開が地域社会に与えた影響について,ライフヒストリーの手法を用いて,住民の生活や生業に関する記憶の復元を行う。西村和洋論文(佛教大修論)は,近世由来の道路利用慣行(軒下地)が,近代において道路と私有地の間の官民地境界に与えた影響を,地方都市(大津)を対象として明らかにする。三好志尚論文(京都大修論)は,中世以来の港町として著名な越前三国湊を対象として,中近世における都市景観の変化を通時的に考察する。それぞれの論文に近い研究領域のコメンテーターをお願いした。歴史地理学に関心ある若い方々と,研究の最前線の歴史地理学者とが交流することで,ともに世代を超えて刺激が得られることを期待したい。

連絡先:

山村亜希(京都大学) E-mail: yamamura.aki.8m [at] kyoto-u.ac.jp   [at]は@に置き換えて下さい。

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