日時:2015年5月23日(土)13:00~18:00
会 場:滋賀大学大津サテライトプラザ(15:00~18:00)
〒520-0056 大津市末広町1-1(JR大津駅前 日本生命大津ビル4 階)
テーマ:地理教育における「歴史的背景」と歴史教育における「地理的条件」-教育に活きる歴史地理学の視座-
趣 旨:地理と歴史が不可分であるという側面は、研究面のみならず、教育の面でも鍵になってきている。中等教育では、地理においては「歴史的背景」を踏まえることが、歴史(世界史・日本史)においては「地理的条件」と関連付けることが、それぞれ学習指導要領に明記されており、地理と歴史の一層の連携が求められている。さらに、教員養成課程も含めた高等教育においても、そのことを意識した内容の構築が期待されると言えよう。そこで、①中等教育で行われている必修科目「地理基礎」「歴史基礎」の新しい研究開発の現場における連携、②高等専門学校における地理授業への取り組みと課題、③教員養成課程の地理教育における歴史的観点の有効性、といった視座からの話題提供をいただき、参加者全体での討論を中心とした研究部会を企画した。特に、そういった地理と歴史の連携という機運が高まる中では、歴史地理学が果たしていくことできる役割も大きいのではないかと考えており、歴史地理学が地理教育に資する役割はないのか、活発な討論を期待したいと考えている。
また、話題提供と討論に先立ち、滋賀大学で学生にエクスカーションの構想から案内まで担当してもらう形式で進めている教員養成課程での授業の一部を公開する予定である。これも合わせて、今後の地理教育を考える糸口としたい。
巡検:13:00~14:50
滋賀大学学生によるエクスカーション授業の公開(授業担当:松田隆典・安藤哲郎)
※参加される方は13時にJR大津駅北口改札前に集合してください。
話題提供と討論:15:00~18:00
「地理基礎」授業づくりと「歴史基礎」との連携・・・高木優(神戸大学附属中等教育学校)
高専における基礎教養科目としての地理とその課題・・・原田洋一郎(東京都立産業技術高等専門学校)
教員養成課程の地理学講義―歴史的観点の有効性と合わせて―・・・牛垣雄矢(東京学芸大学)
※15時から参加される方は滋賀大学大津サテライトプラザにお越しください。
進 行:戸井田克己(近畿大学)
連絡先:安藤哲郎(滋賀大学)andotetsuro[at]edu.shiga-u.ac.jp
※上記の情報は地理教育研究部会のFacebookページ(https://www.facebook.com/hugeoedu)、歴史地理研究部会のFacebookページ(https://www.facebook.com/rekishichirikenkyubukai)でもご覧いただけます。