第289回例会「ホームレス政策とジェントリフィケーション再考」(開催日:2018/7/21)

日 時:2018年7月21日(土)13:30〜17:30

会 場:お茶の水女子大学 文教育学部1号館1階 第一会議室

地下鉄丸ノ内線「茗荷谷」駅下車、徒歩7分。休日は南門が閉まっていますので、春日通沿いの正門からお入りください。文教育学部1号館は、正門を入って左手奥に進んで、階段を上がったところです。詳細は下記ホームページを参照して下さい。

http://www.ocha.ac.jp/access/ochacampusmap.html

テーマ:ホームレス政策とジェントリフィケーション再考

  • ヨハネス・キーナー(大阪市立大学都市研究プラザ・特任助教)
    日雇い労働者のゲットーからアントレプレナーの福祉都市へ
    -福祉国家の再編成から見た大阪市の生活保護地理-
  • レイナ・ルセンコ(フロリダ国際大学・博士課程院生/国際交流基金日本研究フェロー)
    公共政策における野宿者の排除とジェントリフィケーション
    -浮浪者対策の150年が練り上げた近代都市東京-

趣 旨:海外に繋がる気鋭の若手研究者二名に、政策と実践の両面から新たなアプロ−チを提起してもらいます。キーナー氏は、最近大阪市立大学に同テーマに関する博士論文を提出したばかりで、ホームレス政策を手はじめに、大阪市のインナーシティ、特に西成区の住宅市場の再生に関する研究を進めています。ルセンコ氏は、現在執筆中の博士論文で、マレーシアと日本のホームレス政策の比較研究を行なっており、東京の渋谷や山谷での支援活動にも長年関わっています。コメンテータには、『叫びの都市』・『ジェントリフィケーションと報復都市』(和訳書)などの研究業績がある原口氏と、山谷でまちおこしの活動を続けている義平氏という、このテーマにかかわる理論/実践の第一人者を迎えます。東京・大阪それぞれの都市形成と現在の変容を、ホームレス政策とジェントリフィケーションという視点から論じる刺激的な内容になると思います。関西方面以外の人文地理学関連の例会や研究会ではあまり扱われることのなかった新鮮なテーマですので、多くの方にお集まりいただき、活発な議論が交わされることを期待しています。なお、発表は日本語で行われます。

コメンテータ

  • 原口 剛(神戸大学)
  • 義平 真心(一般社団法人結YUI 代表)

 

連絡先:熊谷圭知(お茶の水女子大学・人間文化創成科学研究科・地理環境学コース)
E-mail:kumagai.keichi&ocha.ac.jp (&を@に変換してご利用ください)

参加申し込みは不要、参加費も不要です。一般来聴歓迎いたします。

このページの先頭へ