日 時
2018年11月3日(土) 14:00~17:00(予定)
会 場
ベーコンラボ京都駅 3階貸し会議室302号室
京都市下京区東洞院七条下ル塩小路町520三ツ林ビル3、4F
アクセス:京都駅から徒歩2分。以下でご確認ください。https://minakata-science.com/
テーマ
平和の地理学とは?
研究報告:「「平和の地理学」とは何か――パレスチナ/イスラエルの事例から「平和のための」研究について考える――」 ・・・・・・・・今野泰三(中京大学)
要旨:2017年4月にボリビアのラパス(La Paz)にて開催された「平和のための地理」(Geographies for Peace)をテーマとするIGUテーマ会議が開催された。その趣旨説明において、「地理学は戦争の遂行に応用されていると頻繁に非難されてきた。しかし、地理学は平和の構築にも無数の貢献をしてきた」と述べられた。事実、英語圏等の地理学では多くの平和研究が行われてきた。では、地理学において、「平和」はどのように論じられ、どのような研究が行われてきたのだろうか。そして、地理学は研究と実践を通じ、平和を生み出すことにいかなる貢献ができるのだろうか。本発表では、上記の問いについて考えるため、まず「平和」の定義について考察する。次に、地理学においてどのように「平和」が定義され、それをめぐっていかなる議論が展開され、どのような研究が蓄積されてきたかを概観する。最後に、具体例として、本発表者のこれまでの研究の内容と中東パレスチナ/イスラエルでの支援活動の経験を踏まえながら、現在行っている研究(「グリーンラインのイデオロギー」の脱構築作業としてのイスラエル民族宗教派の物質的基盤の解明)を「平和の地理学研究」というカテゴリーに位置付けて論じてみたい。
備考:
政治地理研究部会ホームページに、今回の研究会についてのより詳細な情報を掲載しておりますので、ぜひご参照ください。
政治地理研究部会ホームページ
http://polgeog.jp/studygroup/
連 絡 先:
北川眞也(三重大学)
E-mail: skitagawa[at]human.mie-u.ac.jp
※[at]は@に置き換えてください。