岡山大学付属図書館貴重資料展示室のご案内
日時:2017年6月24日(土)12:00~14:00
場所:岡山大学付属図書館貴重資料展示室
岡山大学付属図書館では、これまで池田家文庫資料を保存・活用して参りました。このたび、人文地理学会特別例会の開催に際し、付属図書館の協力を得まして、当館が所蔵する国絵図や城下絵図の一部を「貴重資料(池田家文庫資料)展示室」にて公開させて頂くことになりました。
現在、展示室に出ている絵図は複製ではありますが、注目すべき絵図を、多数、展示しています。6月24日(土)12時から14時まで展示室を開放しておきますので、是非ともご覧ください。なお当日は、展示室内にて、岡山大学日本史教室の大学院生に質問等の対応をお願いしていますので、何なりとお話し頂ければ幸いです。展示室は、付属図書館(時計台のある建物)を入って西館のエレベーターで5階に上がり、エレベーターを出て右に行ったところになります。当日は矢印の張り紙にてご案内します。
展示しております絵図について、ご参考までに、担当者からのコメントを紹介します。
‘注目すべき、ということでいえば、国絵図全てと、城下の図(展示番号T3-84「岡山城絵図」とT6-5「寛永の城下図」)となります。国絵図は幕府から命じられて作るもので、大げさに言えば藩の威信をかけて、という面があります。城下の図も貴重で、T3-84は岡山城が天守・櫓までしっかり描きこんであります。T6-5は所蔵する中では最古の城下図で、鳥取と国替えになった移行期の城下図ですので、鳥取藩の家臣の上に岡山藩の家臣の名前が書いてあります。他に後楽園の絵図も学会で岡山に来た人がこれから観光に行く、とかなら適しているでしょうし、重要文化財の信長記のレプリカも出しています。’
この機会に、是非とも「貴重資料展示室」にお立ち寄りください。