日 時:2014年7月26日(土)午後1時30分~4時30分
会 場:大阪市立大学文化交流センター大セミナー室
〒530-0001 大阪市北区梅田1-2-2-600 大阪駅前第2ビル6階
https://www.osaka-cu.ac.jp/ja/about/university/access#umeda
発 表:政治制度からみた現代の都市問題―都市の境界を考える(仮題)
発表者:砂原庸介(大阪大学)
要 旨:橋下徹大阪市長によって提案された「大阪都構想」は、しばしば橋下市長の政治手法と関連付けられて、熱烈な賛美や強烈な批判を受けている。しかし、そういった賛美や批判とは別に、「大阪都構想」によって提起される都市自治体の境界の見直しは、少なからぬ現代の都市自治体が抱える問題、すなわち社会経済的な圏域と政治的な決定単位にズレが生じているという問題をあからさまにする重要な論点であると考えられる。本報告では、大阪都構想をめぐる議論の経過を踏まえつつ、都市自治体の境界がどのように問題化されるかについて、いわゆる二元代表制や地方議会の選挙制度といった政治制度の観点から議論する。
コメンテーター:畠山輝雄(鳴門教育大学)、豊田哲也(徳島大学)
参考文献:砂原庸介(2012)『大阪―大都市は国家を超えるか』中公新書
連絡先:山崎孝史(大阪市立大学)yamataka[at]lit.osaka-cu.ac.jp