第157回 歴史地理研究部会(開催日:2019年11月17日大会部会アワー)

日 時:

2019年11月17日(日)16:30~18:00

※今年は大会2日目の一般研究発表終了後に部会アワーが予定されています。

会 場

:関西大学千里山キャンパス 第1学舎5号館 E 棟5階 E501

大阪府吹田市山手町3-3-35

※会場へのアクセス方法はこちらをご参照ください。

https://www.kansai-u.ac.jp/global/guide/mapsenri.html

テーマ:

中近世の信仰をめぐる空間・領域

研究発表:

岩木山の「四至」と信仰圏―津軽安藤氏と中世日本の境界認知との関連―

・・・・・・金子直樹(関西学院大学・非)

コメント:

麻生 将(同志社大学・研)

司 会:

本多健一(大阪観光大学)

趣 旨:

宗教を考えるにあたっては、常にそれと空間ないし領域との関連、たとえば聖なるものを信仰する人々がいかなる分布の態様を示しているか、あるいは聖なるものがみずからのテリトリーをいかに主張しているかといった問題が問われる。このことは、宗教地理学における重要な研究テーマの一つが信仰圏研究である点からも理解されよう。本研究会では、過去の信仰をめぐる空間ないし領域に焦点をあて、まずこれまで研究が少なかった中世に関して、金子直樹氏より、津軽岩木山を事例に当時の信仰圏、宗教者、そして空間認知などさまざまな問題について提起をいただく。ついで異なった立場から麻生将氏よりコメントをいただいた上で、さらに討論においては、中世における信仰と空間の関係が、近世以降の状況といかなる連続性を有しているか否かといった問題もあわせて考えていきたい。

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