第113回地理思想研究部会(開催日:2013年6月29日)

日 時:2013年6月29日(土)13:30〜16:30

会 場:神戸山手大学3号館2階3215教室(神戸市中央区中山手通6-5-2)
JR・阪神元町駅より徒歩10分。市営地下鉄県庁前駅より徒歩5分。
http://www.kobe-yamate.ac.jp/univ/access/accessmap.shtml

研究発表:空っぽの美術館:日本の都道府県美術館の伝統とこれから
・・・・・・・・・・・・森下正昭(立命館アジア太平洋大学)

発表要旨:戦後のバブル経済の時期を中心に,日本全国に公立美術館が建設されたが,その多くが充実したコレクションを持たず,学芸員も雇わず,したがって常設展示もない「空っぽの美術館」(Empty Museum)と呼ばれるものであると批判されている。これらの美術館は,貸し館を中心に事業を展開し,館外で企画された巡回展と日展をはじめとする美術団体の展覧会でその空っぽのギャラリーを埋めてきた。本発表においては,都道府県美術館に焦点をあて,1926年に日本初の都道府県立美術館として開館した東京都美術館(会館当初は東京府美術館)に始まる「空っぽの美術館」の伝統が発達した社会的・文化的な背景と,その変遷を辿るとともに,これらの美術館の「これから」について考察してみたい。

参考文献:Masaaki Morishita (2010) The Empty Museum: Western Cultures and the Artistic Field in Modern Japan. Ashgate.

コメント:福田珠己(大阪府立大学)

連絡先:橘 セツ(神戸山手大学)tachibana@kobe-yamate.ac.jp

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