日 時:2017年9月2日(土)14:00~18:00
会 場:京都大学吉田キャンパス 総合研究2号館第8講義室
京都市左京区吉田本町(www.bun.kyoto-u.ac.jp/about/access/)
テ ー マ:歴史地理の卒論・修論発表会
研究発表:
(1) 近世後期の船乗りたちの認知距離の表現-上方~江戸間航路を例に-
・・・・・松浦 翼(神戸大・卒)
(2) 明治・大正期における徴兵区変遷と衛戍地立地
・・・・・井口琢人(神戸大・院)
(3) 明治~昭和戦前期における天理教信者の本部参詣
・・・・・松浦 誠(駒澤大・院)
コメント:(1) 塚本章宏(徳島大),(2) 三木理史(奈良大),(3) 麻生 将(立命館大)
司 会:米家泰作(京都大)
趣 旨:当部会では,一昨年から歴史地理学分野の卒論・修論発表の場を設けている。今回応募のあった松浦翼論文(神戸大卒論)は,海上の距離を近世の船乗りたちがどう認知していたのか,実距離との比較と難所との関わりから検討する。井口論文(徳島大修論)は,近代日本の陸軍衛戍地(駐屯地)とその管轄区域に着目し,軍隊の空間編成を都市と鉄道に留意しながら捉える。松浦誠論文(駒澤大修論)は,天理教の団体参詣の行程の変化に着目し,教団本部による管理や組織化の意味を問う。それぞれの論文に近い研究領域のコメンテータをお願いした。歴史地理学に関心ある若い方々と,研究の最前線の歴史地理学者とが交流することで,ともに世代を越えて刺激が得られることを期待したい。
連 絡 先:米家泰作(京都大)E-mail: komeie.taisaku.8s[at]kyoto-u.ac.jp [at]は@に置き換えてください。
2017/04/19