人文地理学会の機関誌「人文地理」は,日本の地理学界を代表する学術専門雑誌の一つとして,長らく隔月刊を続けて参りました。こうした中,刊行スタイルを見直して各号の内容を一層充実させた方が良いという考えのもと,第68巻より年4回発行の季刊に移行することといたしました(理事会にて決定済み)。
また,季刊化にともない,即時あるいは近い将来の J-Stage 対応を目指して,投稿規程ならびに執筆要領を変更することになりました。その細部については,編集委員会での検討を重ねて,その詳細が決定いたしましたので,「人文地理」第67巻第5号に続けて第68巻第1号,および学会 Web サイトにて会員諸氏へ公表いたします。そのアウトラインについて下に列挙しておきます。
(1)表紙デザインを一新します。
(2)近い将来,各論文に DOI (Digital Object Identifier)を付与し,それを論文第1ページに明示します。
(3)「人文地理」の伝統である目次は,論文タイトルと著者名に続けて載せます。
(4)論文の冒頭に和文の摘要とキーワードを付けます。摘要の文字数の上限は600字です。
(5)上記(4)の英訳を以って英文要旨 Abstract に代えます。語数の上限は250語程度とします。この英訳は著者が自ら作成してネイティブチェックを受けてから投稿していただきますが,学会でも念のためネイティブによるチェックを行います。英文にも上記(4)に対応した Key words を同じ順序に並べて付けます。英文タイトル,アルファベット表記の著者名,および Abstract は,和文摘要と日本語キーワードに続けて,本文の前に配置します。
(6)著者の負担でカラー印刷もできます。カラーの原図をグレースケールに変換することもできます(必要に応じて白黒のパターン図に変換することも可)。白黒図への変換費用は学会が負担します。ただし,かなり特殊な技法を要する場合は実費負担をお願いすることもあります。
(7)注と文献に通しで番号を付すことはやめ,注と文献を完全に分けます。注については,読みやすさに配慮して,可能な限り当該ページの下部に脚注形式で掲載します。
(8)文献の記載方法が変わります。従来と変更があり,他誌とも異なるので執筆要領を熟読してください。
(9)著者の所属は,論文・書評等の最初のページに脚注スタイルで掲載します。読者との応答のため,原則的に E-mail アドレスを併記します。
会員諸氏におかれましては,今後に新規投稿いただける場合,今回の新しい投稿規程ならびに執筆要領にしたがって執筆していただきます。投稿規程・執筆要領は第68巻第1号,または学会 Web サイトをご覧ください。なお,学会 Web サイトのものが最新版ですので,執筆の際には必ずご参照ください。
2015/11/21