日本学術会議の決議「日本学術会議法案の修正について」および声明「次世代につなぐ日本学術会議の継承と発展に向けて―政府による日本学術会議法案の国会提出にあたって」の支持について

2025年5月7日

人文地理学会常任理事会は、日本学術会議第194回総会(令和7年4月15日)において可決された、決議「日本学術会議法案の修正について」および声明「次世代につなぐ日本学術会議の継承と発展に向けて―政府による日本学術会議法案の国会提出にあたって」に賛同し、その趣旨を全面的に支持するものであります。

これらの決議と声明は、令和6年3月7日に閣議決定された、日本学術会議を国から独立した特殊法人とする新たな法案に対し、学術の代表機関としての機能と役割を適切に果たすための制度的保障を求めたものです。

すなわち、日本学術会議は、ナショナルアカデミーとして不可欠とされる以下の五つの要件――①学術的に国を代表する機関としての地位、②それを保証する公的資格の付与、③国家財政による安定的な財政基盤、④活動における政府からの独立性、⑤会員選考における自主性および独立性――が、当該法案において十分に確保されていないと判断し、その修正を求めるに至りました。

人文地理学会常任理事会は、日本学術会議の協力学術研究団体として、学術の自由と自律を守り、次世代へと健全に引き継いでいくためにも、かかる決議と声明の意義を深く認識し、これに賛同の意を表するものであります。

 

日本学術会議ホームページ(https://www.scj.go.jp/)より

「日本学術会議法案の修正について」https://www.scj.go.jp/ja/head/pdf/20250415.pdf

声明「次世代につなぐ日本学術会議の継承と発展に向けて~政府による日本学術会議法案の国会提出にあたって」

https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-26-s194-s.pdf

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