第26回地理教育研究部会(開催日:2013年5月25日)

共  催:兵庫地理学協会,奈良地理学会  後 援:兵庫教育大学

日  時:2013年5月25日(土) 14:00~17:00 研究発表  17:00~18:30 巡検

場  所:兵庫教育大学 神戸ハーバーランドキャンパス(2013年4月より名称変更。兵庫教育大学のHPを参照願います。)

テ ー マ:日本の地理教育のフィールドワーク指導はグローバルスタンダードか?

趣  旨:地理学ではフィールドワークが重要な研究方法の1つである。フィールドワークでは、新しい問いを発見し、問いを解くためのデータを収集し、さらに新しい問いを発見することができる。しかし、特に中等教育における社会科地理、地歴科地理では学習指導要領に明記されているにも関わらずフィールドワークが行われていない現状もある。現行学習指導要領では、中学校社会科地理の場合、身近な地域の調査が最終単元に設定されており、問題も多い。

 一方、今年8月京都で開催される地理オリンピック世界大会は10回目を数える。地理オリンピックでは、筆記(WRT)、マルチメディア(MMQ)、フィールドワーク(FWT)の3つのテストが行われ、その中で日本選手が力を発揮できていないのがフィールドワーク(FWT)である。地理オリンピック は、地理教育の国際スタンダードの1つに位置づくと考えられる。そこではどのようなフィールドワークを実施し、どのような力を試しているのだろう。それに対して、日本の中等教育地理教員、大学の地理学担当教員はどのようなフィールドワークを実施し、どのような力を付けようとしているのか。フィールドワーク指導に関する国際スタンダードと日本のそれを比較し、その共通点と相違点を、また、フィールドワーク指導の理想と現実の差異を明らかにしたい。なお、当日の発表では一人10分のライトニングトークを基本とし、多くの論点を表出させたい。

 また、研究発表後には、当日議論された論点を意識しながら、巡検を行いたい。

研究発表:地理オリンピックのフィールドワークで求められたこと…………………………

鈴木太郎(神戸大学・学生)

                      大谷誠一(平塚市立金旭中学校)

     高校地理教育のフィールドワーク指導の理想と現実………………………………

    落葉典雄(奈良女子大学附属中等教育学校)

                      久保哲成(兵庫県立柏原高校)

                      小橋拓司(兵庫県立加古川東高校)

     大学地理学教育のフィールドワーク……………………………………………………

矢嶋 巌(神戸学院大学)

香川貴志(京都教育大学)

     オーガナイザー………………………………………………………………………………

吉水裕也(兵庫教育大学)

巡  検:ハーバーランドから元町周辺……………………………………………………………

案内者   兼松泰照(兵庫県立高砂南高校)

                              南埜 猛(兵庫教育大学)

                              秦 洋二(流通科学大学)

連 絡 先:吉水裕也(兵庫教育大学) e-mail: yosimizu#hyogo-u.ac.jp (#を@に変更してください)

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